3話目。世間じゃ、なんか視聴率云々って話や内容についてのツッコミが入っているみたいだけれど、関係なくスーツとビジネス周りに関してマイペースで取り上げていきますー。最後に関係ないけれど、斉藤孝さんの着こなしを載せていて、それを見て欲しい。最高にかっこいいので!

 

【指摘事項】

  1. 甲斐 正午(織田 裕二) セリフ

「(鈴木大貴(中島裕翔)のスーツ姿を評して)62点。自分で考えろ。」

「(鈴木大貴(中島裕翔)の時計を見て)スーツを着て、野球帽かぶるやついるか?」 Good

スーツの知識がなくても、わかりやすい。

62点は適当だとして、マイナス点は見える限りでは次の点。

  • 袖からシャツが覗かない。
  • 細いタイ

服装もだけれど、考えていないことも多いし、考えていないなと思うことも多いなぁ。反省。

 

 

2. 甲斐 正午(織田 裕二)シングルの裾 No Good

別にルール違反ではないけれど、ズボンの裾はやっぱりダブルがしっくり来る。日常着としてのスーツ(ダブル)、特別なシチュエーションのタキシード(シングル)というような使い分けを勝手にしている。

また、内羽根のストレートチップ、ズボンー靴下—靴という色は完璧だと思う。靴下に余計なロゴもいらないし、柄も無粋。

 

 

3.  鈴木 大貴(中島裕翔) スラントポケット No Good

サイズやフィッティングは2話までと比較すれば、良くなったと思う。でも、スラントポケット(斜めに切ってあるポケット)。んー、ビジネスシーンでは地面と平行に切ってあるほうがベターかなと個人的には思う。ルール違反ではない。

 

4.  甲斐 正午(織田 裕二)と 鈴木 大貴(中島裕翔) のシャツの比較

ふたりともサックスブルーのシャツ。裏前立(フレンチフロント)も同じ。たぶん、生地もブロード。カラーもセミワイドで、スペック的には同じ。違いは、鈴木にはポケットがあるということ。

ポケットが必ずしも駄目、というわけではなく、状況にそぐわない。その意味で、甲斐は着こなしとして勝っている。

 

 

 

 

 

 

 

前提として、ふたりともスーツを着ている。つまり、カジュアルではない。

その上で、生地がブロード。これもカジュアルは志向していないことが伺える。また、ボタンダウンでもないのでタイがあることが前提。

だから、前立はこのように裏前立(フレンチフロント)が正解。

これらの条件に合わせる場合、ポケットは不要。

 

もし、ジャケパンでオックスフォードの生地、ボタンダウンというように明らかにカジュアルダウンしているならば、ポケットがあるのが自然。

 

5.  鈴木 大貴(中島裕翔)サイズ違いのジャケットNo Good

ん?どうした!?急に。確か、このカットはフロントボタンを閉めていたはずで、それにも関わらず、これだけ、スーツとシャツに隙間があるのは、ちょっとかっこ悪い。なぜ?

 

 

6.  甲斐 正午(織田 裕二) No Good

本家のハーヴィーもだったけれど、ここに5つボタンがあるのは、どうやらトム・フォードのものらしい。んー、普通に4つでいいと個人的には思う。

7. Suitsに直接関係ないけれど、日経 10/15夕刊の斉藤孝さん Good

これは最高にかっこいい組み合わせだと思う。こういう大人がふえたらいいのにと心から思う。

品の良い紺のシャドーストライプのスーツ。白のベーシックなシャツ。ちゃんとサイズもバッチリ。織りの入ったパープルのタイ。(派手ではない。)ノットは正三角形ではなく、樽型。

かっこよすぎる。

 

 

【雑感】

あまりパーフェクトだ!って思う組み合わせに出会えることはない。それは、批評する側の僕のセンス自体が不足しているということにもあるとは思うのだけれど、批判できる着こなしは、大抵の場合、ルールを破っていることは1つにとどまらず、サイズ違いの場合も多く、「意図的に崩している」わけではないと判別できる。

斉藤さんのような着こなしに難しいテクニックや知識は必要ではなく、どれだけ自分を抑えるか、にかかっているようにも思う。もしかしたら、スタイリストついているのかもしれない。そうだとしたら、最高なスタイリストだし、斉藤さんの良さがさらに引き立っている。

世の中には、自分の良さを落とすスーツを着ている人が多いことにうんざりする。

 

 

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