6話目。葬儀のシーンを見れたのは良かった。そして、蟹江のデリカシーのなさにうんざりする。セリフやシーンとしては原作のルイスと同じだが、あまりに無神経なタイのチョイス。ま、誰も気にしていないのかもしれないけれど。

 

【指摘事項】

1. 甲斐 正午(織田 裕二) 黒のタイ No Good

確か今年のトレンドは、黒のタイ。トレンド意識?っていうのは、いただけない。また、白と黒を使うときには、それなりの理由が必要。

 

 

 

2. 甲斐 正午(織田 裕二)立っているときにジャケットのフロントボタンを閉じる Good、蟹江(小手伸也)立っているときにジャケットのフロントボタンを開ける No Good

よく街中、オフィスで見る光景。立っているときにフロントを開けているのは、なんだか社会の窓を開けているようで、抜ける。ウェストコート(ジレ)を着ていないならば、フロントは閉じるべき。シャツは下着だから、極力見せる必要もない。

 

 

3. 蟹江(小手伸也)爪の手入れIn Office No Good

あらゆる部分で整えることは大切。ただ、オフィスという戦場で行うことじゃないし、人前でやることでもない。例え、自室だとしても働く場所ではナシでしょ。電車でメイクアップする女性を批判するように、オフィスで爪の手入れをする男も非難されてしかるべき。

 

 

 

4. 藤原一輝(大澄賢也) シャツの選択 No Good

スタイルの良さはさすが。髪型も清潔で、精悍な顔立ち。かっこいい。それだけに、シャツのチョイスの悪さが際立つ。ボタンは色付き、長すぎる襟、ボタンダウン、そして、何よりクレリックという選択。

カジュアルダウンを意識しているのかもしれないけれど、カラーシャツは、なんだか明らかに女子ウケ狙った下心のすけた男みたい。

 

 

5. 葬儀の場所に対するタイの比較 蟹江(小手伸也)と甲斐 正午(織田 裕二)

蟹江の無神経さが際立つシーン。ペイズリー(しかも大柄)という選択。対する甲斐は、黒かつ、モノトーンの着こなし。葬儀という場面を考えるならば、甲斐が正解。しかも、蟹江はブルーのシャツかな。白がベターだとは思う。ただ、甲斐について1つ批判しておくと、これだけきれいなディンプル(結び目のくぼみ)は不要か、もしくは薄くしてもいいかもしれない。ディンプルは飾りとみなすほうがよく、追悼の意を示す場所では不適切だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

6. 轟ファイナンス 社長 スーツ No Good

おっさんが丈の短いジャケットを着るとこうなる、という良い見本。まったく貫禄もない。シャツの袖が出ていないとかディテールも突っ込めるけれど、あまりに貧素なスーツにうんざりする。大抵のおっさんはデカすぎるジャケットか、このように小さすぎるジャケットを召している。これがかっこいいおっさんが日本に皆無な理由だと思っている。

 

【雑感】

甲斐以外の着こなしがあまりにイケていない。ま、日本の現状を“正確に”映しているのかもしれないけれど、Suitsというタイトルに対して、あまりにスーツがイケてない。残念。

来週からちょっと洒落た竹中直人がでるので楽しみだけれど、シャツはスナップダウンっぽいんで、期待はずれに終わるかもしれない(正統な着こなしよりも、洒落た着こなしになりそう)。

 

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