3話目。今回はマイクが多いです。いつもシャツばかりで、ジャケットはあまり羽織ってないけど、シャツについては細かな部分を見ていきます。
【指摘事項】
1. マイク シャツの胸ポケットなし Good!
シャツには本来胸ポケットはない。下着だから。カジュアルなテイストを出す上ではあってもいい。その意味で、ボタンダウンならば胸ポケあり。
このマイクは基本スーツだから、カジュアルは不要。かつ、生地は多分ブロード。そうであれば、フォーマルに決めるべきで、胸ポケなしは正解。
2. ハーヴィー クレリックシャツ No Good
クレリックのメンタリティとして、“シャツが主役”という趣があると個人的には感じている。キャンディストライプとかもそういう趣。対して、シャツはスーツとタイとを馴染ませるいわば“媒体”的な役割とみなす考えがある。個人的には、後者のほうにダンディズムや統一性を感じる。
したがって、クレリックはあまり好きになれないし、1柄とカウントするようにする。全体を2柄で抑えるという前提に立つと、シャツであれこれ柄を使いたくない。
3. マイク S字を描くこと、お尻に位置 Good
背中については、S字を描くこと。お尻は少しだけ見えること。丈が短ければ短いほどに幼くなる。男のお尻が見たいやつなんて、いないのだから、適切に隠すべき。若干、このマイクでも短いかもなので、0.5cm程度長くてもいいかもしれない。
4. マイクの同僚 ライトグレー No Good!
スーツの色は濃いほどフォーマル。そして、全体も引き締まる。また、無彩色であるグレーよりも、紺のほうが使いやすい。ライトグレーはカジュアルに映る。これらを考えれば、若い人がライトグレーを選ぶ理由は減る。
- ハーヴィー ストライプ No Good!
勝手なカウント方法なんだけど、シャドーストライプや織りを0.5柄とカウントする。このハーヴィーの場合、スーツはチョークストライプで1柄。タイはレジメンタルで1柄。加えて、シャツがサックスブルーはOKだけど、織りが入っているので、0.5柄。合計2.5柄。 全体として、2柄で抑えることを僕は心がけていて、そこからは外れる。
ちょうど2005年の社会人1年目にストライプ オン ストライプ が流行したけれど、現代においてはちょっとやりすぎな感じはする。
- ルイス ストライプ Good!
5のハーヴィーと比較すると、ルイスのほうが上手だと思う。
スーツはシャドーストライプで0.5柄。シャツは柄なし。サックスブルー。そして、濃い紫のタイ(青系)1色。また、柄はストライプ(紺:スーツとリンク)で1柄。合計1.5柄。5のハーヴィーと比較すると、こちらのほうが落ち着いた色合いになるし、上司役には適していると感覚的だけれど、少し説明できていると思う。
また細かなところだけれど、えりが静かにジャケットの中に入っている。しかもふんわりと。(たぶん、)シャツのえりにプラスチック(カラーステイ)を入れたりはしていないはず。プラスチックという人工的なものを配さない、という勇気もルイスはかっこいいと思う。
【雑感】
色相についてちょっと詳しく書こうと思っています。
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