4話目の3つ目。

色相も見てほしいけれど、その後ここを見ると、なんとなく僕の言っていることも理解していただけると思います。

【指摘事項】

9. トレヴァー(マイクの悪友) タイ No Good!

ソリッド(単色)であるものの、若干派手さを感じる色味。結局、タイを1つだけの“モノ”としてみると選択に失敗してしまうように感じる。タイは装飾品でありながら、「媒体」。だから、持っているものをどうなじませるのか、そのためにどのような選択が求められるかという推敲が必要。日本で購入されるネクタイの6割から7割程度がプレゼントということから、なかなか、適切な吟味がされたとは思えない。だからこそ、日本でかっこいいと思えるVゾーンをしている人が少ないことには納得する。

 

 

  1. モーター会社の新社長 そで No Good!

少し見にくいが、シャツの袖の部分が、手の甲にかかっていること、そして手首とそでの間にスペースがあることがわかるだろうか?

結局、手首でピチッと袖が止まらないから、直立するとシャツが下に下がり、ジャケットから1.5cm以上見えてしまって、なんだかだらしくなってしまう。

 

 

11. ルイス タイ No Good

僕の趣味趣向が強い意見。好きじゃないストライプ。

理由:色が多い、ストライプのピッチが不規則、ストライプの幅がバラバラ

→ 結果として、ジャケットもシャツもシンプルなのに、なんだかタイが浮いて見える。

 

 

 

12. マイクの同僚 タイ No Good

僕の趣味趣向が強い意見。

花柄ねぇ。花柄。花か。

 

 

 

13. かっこいい画。Good.

いい車、男前、いいスーツ。そりゃ、美人が助手席でしょう。ハーヴィーはスパイでなく、弁護士ってところが他の映画と違うところ。

 

 

 

【雑感】

ちょっとセンス的な部分が入るタイの問題。

ルールや決まりがない自由な部分ほどに難しさを覚える。自由ゆえに、公式化もできず、また、店員も本の著者も「これを選べ」とも強制できないし、買い手も強制されようなんて思っていない。

 

だからこそ、個性を出せるところで、どうすれば個性を殺せるのかに腐心するということに、その人の自制心が見え、結果としては(周囲と比較、相対化したときに)個性になる。

このパラドックスを実現している人は、そんなに多くない。

 

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