10話目。
市川海老蔵に織田裕二。やっぱり二人ともかっこいいんやな。こんなシーンはあんまり見られないよなぁ、かっこいい2人がスーツ(車付き)を身に纏って。
ハンティングのところは、コメントする知識がないけれど、カジュアルダウンの参考になる。こういう生地と色を使えば、カジュアルに振れるという意味で。あと個人的には、コートを着たら手袋(グローブ)はマストだと思うし、色っぽいとも思う。男の手が見えないという非日常に感じるんだと思う。
【指摘事項】
1. 甲斐 正午(織田 裕二)と蟹江(小手 伸也)のVゾーン比較
一目瞭然で、甲斐が良い。蟹江は、柄3つ。若干レビュラー気味の襟。無彩色を除くと、青ベースで色の絞り方はいいけれど、やはり彩度があるからコントラストがつく。「おっさんであればあるほどパステルカラーを」、なんて指南を見るけれど、それは入れる場所に依る。ネクタイという目立つ飾りの部分に持ってくるのはあまりいいとは思えない。
対して、甲斐はブルーシャツにエンジのタイ。反対色だけれど、彩度を両方落としているから、色が馴染む。
また、スーツもどちらもグレーだけれど、蟹江のほうが明るい。こういうディテールで結果として甲斐の落ち着きが表現できている。
2. 甲斐 正午(織田 裕二)の時計バンド Good
ハンティングというOFFでのシーン。シルバーバンドと言う選択は素晴らしい。シルバーと革バンドであれば、革バンドがフォーマルだし、通常オフィスで用いるもの。一般的にあまり認識されていないけれど。
夏場は汗が気になるから、ということでシルバーOK的な感じになっているけれど、発想の始点が着用者にあるのであまり納得できていない。見る周囲を起点に考えているならば、賛同するのだけれど。
シルバーバンドであれば、カジュアルダウンになるので、この場合は正解。ジャケパンのときは僕もシルバーバンド。あと、汗が気になるなら、それこそカミーユフォルネに代表されるように、アンチスウェットのモデルを買えば対応できる。
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3. 柳慎次(國村隼) シャツをニットから出すGood
スーツの着方がわかっていりゃ、カジュアルにも適応できるよねといういい例。文脈としては、2の通りハンティングの後のシーン。ニットを着てるんだけれど、袖を少しだけ見せている。
ジャケットの袖からシャツが1.5cm除くルールを知っていれば、このバランスが適切というのが見える。
スーツを学ぶことでカジュアルの着こなしも良くなると、僕は想っている。
4. 澤田仁志(市川海老蔵) ただただ、かっこいい。(遠くから見ると)
何よりも顔のサイズ、ちいせぇ!こんな人、東京の地下鉄にいませんから!あ、いないから役者なのか。さておき。
近くから見ると、スーツの生地、はやりを意識した黒のタイ、あれこれとツッコミが出てくるけれど、引いた画はPerferct。
特に、チーフと袖が少しだけ見えることで、清涼感たっぷり♫っていうのがわかる。チーフはキザだ、なんて風潮なくなちゃえばいいのに。
5. 柳慎次(國村隼)ノット Good
おそらく、シングルノット(フォーインハンド)なはず。樽型になっているから。深いディンプル。シャツの開きに合うノット。パーフェクトだと思う。
甲斐に対して指摘するなら2つだけで、一つは頑なにウィンザーノットをすることと、頑ななシングルの裾。
この点、柳のほうが着こなしとしては、好き。
【雑感】
あと1話。織田裕二、市川海老蔵、國村隼が最高にかっこいい着こなしで、この3人が一同に集まる画がないかな。
往復の電車で、数百というビジネスマンとすれ違っているのに、一週間に1度くらいかなぁ、目を惹くいい感じの着こなしをしている人って。パリっとした男子が2人以上いるシーン、、、あるといいな。現実じゃないからね。そういうシーン。
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