【練習問題】SUITS2018.10.8-3

【指摘事項】

  1. 蟹江 貢(小手 伸也) 黄色のタイ、ピンクのシャツ、袖の3つボタン No  Good

甲斐(織田裕二)がいいだけに、明らかに浮いてしまう。ダメ出し多くなってしまうけれど、まず色合わせの観点。オフィスにピンクという女子ウケを狙ったのか、なんなのか分からないシャツを着てくる。それも、黄色のネクタイかつ、浅い色のスーツ。どう考えても信頼や安心という弁護士に必要なイメージから離しているとしか思えない。

また、袖のボタン(本切羽)は通常4つが正しい。(3つでもいいが)。

 

22. エレベータで鈴木(中島)と一緒にいたおじさん No Good

ツッコミどころは多いけれど、ラペル(下襟)の部分の短さ、オッドベスト(スーツと違う生地のウェストコート)、襟の短いボタンダウンのシャツ、ストライプのタイ、全部がちぐはぐ。その上で、赤の入ったメガネって、仕事なんだか、オフなんだかさっぱりわからない。カジュアルに振るのであれば、ベストを外す、ベストを着ない、タイを取るもしくは、ニットタイなどにする、とすればより良くなると思う。また、その場合、タイはストライプではなく単色(ソリッド)としたほうがまとまるはず。

 

 

 

23. 面接にきた就活生(文脈から高学歴)タイ No Good

奇抜なタイを持ってくる人を信用しない。まして、就職活動中ならもっと気をつけてもいい。世間の大学生が「あ、こういう格好でもいいのね、就活」なんて思って真似してほしくない。

 

 

24. 鈴木大貴(中島裕翔)の靴 外羽根(ダービー)、プレーントゥ 賛否分かれる。

あとで鈴木のスーツは「喪服」と形容される。通常、外羽根のプレーントゥは使いやすく、一足目に購入しておくべき靴としても勧められるし、たぶん冠婚葬祭で用いても誤りではないとは思われる。ただ、個人的には内羽根のストレートチップのほうが汎用性が高いと思うし、履く人を選ばないと思う。それはデザインの面でもだし、大抵の式典は「室内」で行われるということを前提としている。

 

 

 

 

 

25.  蟹江 貢(小手 伸也)手首からシャツが出ていない。 No  Good

青と緑って色相が近いのでもっと合うと思うのだけれど、なんでだろう。という組み合わせはさておき、左右の手からシャツが覗いていない。これは良くない。あらゆる部分でルール違反をする蟹江に若干感情的になってしまう。。。

ルイスはもっと可愛くて、愛嬌があって、スーツの着方は心得ているのに!!!

 

 

26.  蟹江 貢(小手 伸也)裾がダボダボ No  Good

流行を意識する必要はないと思うので、ノーブレイク(ズボンが靴に触れない)である必要はない。ただ、あまりももたつきすぎだと思う。ワンクッション(ワンブレイク)程度が良いよ、なんて言われるけれど、これは明らかに裾が長すぎる。スーツにおいては、できる限りシワやたるみ、というものは必要ない(必要だとしても、ネクタイ裏のたるみ糸のみで、人に見せるところではない)。

 

 

27. 甲斐 正午(織田 裕二) プリーツ Good

ズボンにまで気を配れる人はそういない。正面から見たときに顕著だけれど、プリーツがキレイに入るのは、やはり脚が長く見えるし、折り目正しく見える。どれだけひねくれていても、着こなしがひねくれていないならば、見た目で200%増し位になるんじゃない?と個人的には過大評価している。

 

28.  鈴木大貴(中島裕翔) 時計が隠れていること Good

ボタンが2つあって、明らかにサイズ合わせていないというのは棚上げにしておくとして、時計のフェイスが隠れているのは好感度が大きい。

時計は唯一のアクセサリーだとか、その人のステータスを表すとかで表に出がちなアイテム。だけれど、本来は隠しておくべきもので、なにかの拍子に自然と見えるもの。決して、「見せるもの」ではない。「見えるもの」なのだから。そうであれば、自ずとシャツの袖の周囲は手首+時計のフェイスの長さで調整する必要がある。また、時計のフェイスが隠れるように調整しておかないと、手を真下に落としたときに、左右対称に袖がジャケットから覗くことはない。

美しさの1つは、左右対称であることに疑いはない。

 

 

 

 

29. 甲斐 正午(織田 裕二) ネクタイのエンジとシャツの青の彩度 Good

よく見る組み合わせの1つだと思う。エンジのネクタイと青(サックスブルー)のシャツ。アメリカの大統領って組み合わせだけれど、本来、あまりすべきではない。ネクタイのエンジが浮くから。目立つために装うのは、無粋で、ネクタイだけが目立つことがその中でももっとも無粋だと思う。

ただ、その組み合わせをしているにもかかわらず、ちゃんと色が沈んでいるのは、シャツとタイの彩度を落としているからだと思う。このような工夫は、褒められるべきだし、真似すべき。だから、なにかを買うときに、それ単体としてかっこいい、と感じるものよりも、彩度を抑えた少し地味なものを選べば失敗は少なくなると思う。男が求められているのは、自制だろうから。(あ、昨日『複製された男』という映画を見たけれど、それも男の自制が主題で、考えさせられるので、少しオススメ。スーツと一切関係無いけれど)。

 

30.  蟹江 貢(小手 伸也)緑のシャツ? No Good

ここまで来ると、スタイリストの悪意?(明確な意図)としか思えない(笑)。

緑のシャツなんて売ってる?

 

【雑感】

オリジナルに比べると、靴が見えることが多くて、個人的には嬉しいことの1つ。また、安定感のある靴だなっていうのも好感を持てる(甲斐)。

反面、蟹江については、いらだちが募るばかり。それは、やはりオリジナルのルイスが影響しているわけで、やはり無意識にオリジナルの着こなしが期待水準になっているのだと思う。ただ、まぁ、冷静に初めてこれしか見ていなくても、ピンクとか緑のシャツを着てくる大人をかっこいいとは評価しないだろうな。

 

 

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