『教養としてのスーツ』(二見書房)を広く知っていただきたいということで、無料試し読みができるようにします。具体的にはこのブログでPDFファイルをダウンロードできるようにします。リンクは自由に使ってもらって構いません。より多くの人に伝わるのであれば、書き手として、それは望外の喜びです。
第3回目は、コラム1「スーツの予算」。
コラム1(←ここをクリックすると、PDFがダウンロードできます。)
(これまでのコラム:コラム2「スーツと金融商品」 コラム5「お手入れを継続させる方法」)
今回のコラムは、「いかに、男性の服が予算的に切り詰められているのか」を数字で確認することで、「足らないよね。(だから増やしてね)」って意味合いで書いた。だから、対象は男性というよりは女性だ。いわば、男性がスーツ及びその他の仕事に必要なモノを買うための免罪符的な役割を果たせたらいいなと思って。ま、そうは言っても女性からすれば、「だったら稼げよ」って話になるのかもしれないけれど、それはひとまず棚上げにしておこう。
大前提として前にブログでも紹介したけれど、ZORNの奥さんのことを歌った一節は男性にだって当てはまると僕は思っている。もう一回書いておくけれど、このバース。
「子どもに良いもの着させて、自分はホツれた服着てる。(中略)飾らずいつも自然体。それはスタイリストにも着せられない。(中略)どんな女優よりもぶっちぎり」
身の丈にあっていること。周囲を優先できること。そして、その上で知性を用いた買い物ができ、維持できること。ガツガツ食べるのは品が良くないように、大人って場をわきまえつつ、周囲に配慮ができ、適量をわかる人のことを言うと思う。
そう、最近Twitterで「スーツを買いたくなった。(中略)シャツを買い換えようと思う」というような言葉をもらった。また、12月は友人に会う機会が多くて「拓海の本を読んで、靴下長いやつ買ったよ」とか「肌着を白からベージュにしたよ」なんて声をかけてもらえることは、「書いてよかった」と素直に思える瞬間。できたら、そうして「考えた」買い物が、その人の自信や仕事のパフォーマンスに繋がればなおいい。そして、そういう循環が今後も。。。先立つ物が必要ってなるね。
あ、そうそう、必要なモノがあったとしても、僕たちは大人だからもらったボーナスや臨時収入は、大切な人のためのクリスマスプレゼント選びへ費やしちゃったよね、きっと。もうこの週末で準備も終えたと思っている。で、僕たちのモノは来年の予算アップにのぞみをかけると思うんだ。
でも、望むだけだと可能性は薄いだろうし、大人って「したたか」でもあるあべきだと思っているんだ。だから、ここだけの話だけど、このコラムを買い揃えたプレゼントに同封したら来年にいいことがあるんじゃないかと思ったりもするよ。じゃ★
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