2016年から1年かけて断捨離をして、スニーカーをすべて手放した。最後に持っていたスニーカーはオールスターのハイカット。久々にスニーカーが欲しくなって、この半年探していた。
CHUCK TAYLOR ／ALL STAR COUPE SUEDE Z MID のブラック
スニーカーが欲しくなるのは、2つのパターンがある。
一つは、ジョーダンシリーズだったり、ポンプヒューリーだったり、中高生のときに欲しくてほしくてもだえたスニーカーが復刻され、手軽な金額で手に入れることができると知ったとき。ただ、残念ながらこの場合、ハイテクスニーカーで37になったおっさんが履くのは、冷静に考えるとなんだか痛い気もするのだ。スポーティーな格好をするわけでもないし。飾るスニーカーが悪いわけじゃないけれど、『スラムダンク』で桜木花道がJORDANⅠを100円で手に入れたときのことが、頭をかすめる。「飾られているよりも、履かれたほうがスニーカーだって喜ぶ」という文脈。かっこいいから、いくつでもほしいけれど。
もう一つは、カジュアルに興味が生まれているとき。基本的に、革靴を履くし、カジュアルダウンしたいならばスウェードの靴でことは足りる。オフタイムなんて週に2日しかないし、このオフタイムのうち1日は家でゴロゴロしたいし。だったら、スニーカーなんて必要ない！と思ったんだけれど、少しリラックスした格好したいなって思うと、やっぱり合わせる靴を悩む。ローファーで決めるのもいいけれど、ちょっと固すぎるかなとか。昨年夏にある企業（上場企業）に行って、あまりのカジュアル化に驚いたこともある。今や、好き嫌いに関わらず、スーツは市場的にもだし、生活からも追いやられている様子。スーツにスニーカーを合わせようなんて、今後も絶対にしないと思うのだけれど、オフィスカジュアルを少し（数年？）検討してみるのも楽しいかもしれないなってことで、まずは靴から。クラッシックなスニーカーを挙げろって言われたら、スタンスミスかオールスターでしょ？（違う？）
この靴に決めた理由は2つ。
まず、スウェード素材とデザイン。つま先までスウェードだし、ソールも黒一色。オールスターにありがちな、つま先だけ白、なんてデザインでもない。中高生だったら、16,500円もしちゃうオールスターなんて、考えられない！となるのだけれど、もうオトナなの。
もう一つは、チャッカブーツの代替として考えられると感じられる点。スタンスミスにはハイカットの選択肢はない。オールスターでもオールレザーはこれまであったけど、たぶんスウェードって珍しいんじゃないかな？スウェードでハイカット。紐の数はさておき、なんだかチャッカブーツの合わせやすさも兼ね備えているフォルム。カジュアル化を検討する第一歩としてはいいんじゃないかな。（写真は、コーデュロイのパンツを合わせている。）
親友夫妻は、いつもお揃いのスニーカー。
そういう選択肢もできるよね。こういった定番スニーカーならではの楽しみ方の一つかもしれない。今年一発目のお買い物報告でした。
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